【ガンプラ】 MG歴代名作キット (1/3)
1980年に販売開始されたガンプラの15周年企画として、「究極のガンプラを作る」をコンセプトに開発された「MG(マスターグレード)シリーズ」。 1995年7月に発売されたMG第1弾の「RX-78-2 ガンダム」以降、現在までに販売されたキットは200種類以上にもなります。
そんなMGのヒストリーと共に、名作・傑作と呼ばれるキットや話題になったキットをご紹介します。
第1回はMG最初期となる1995年〜2004年頃に発売されたキットをご紹介!
- 1. RX-78-2 ガンダム(1995年7月)
- 2. MSZ-006 ゼータガンダム(1996年4月)
- 3. MS-14S ゲルググ(1996年12月)
- 4. MSZ-010 ダブルゼータガンダム(1999年12月)
- 5. RX-78-2 ガンダム Ver.1.5(2000年6月)
- 6. MSN-04 サザビー(2000年7月)
- 7. RX-93 ニューガンダム(2000年12月)
- 8. GF13-017NJII Gガンダム(2001年11月)
- 9. RX-78-2 ガンダム Ver.Ka(2002年12月)
- 10. MSA-0011[Ext] Ex-Sガンダム(2003年3月)
- 11. MSN-02 パーフェクト・ジオング(2004年6月)
RX-78-2 ガンダム(1995年7月)
MGの原点!
1995年7月発売されたマスターグレード第1弾キット「RX-78-2 ガンダム」は、まさにMGの原点です。プロポーションやパーツの精密さ・可動域はMG以前のプラモデルとは一線を画するクオリティで、パッケージや取扱説明書のイラストや解説文なども豪華になりました。ランナー9枚に200を越えるパーツ数も当時のプラモデルとしてはかなりのボリュームでした。
発売当時はホビー誌のみならず一般媒体でも大きく取り上げられ話題となり、現役モデラーはもちろん、子供の頃にガンプラを作っていたという元モデラーにも受け入れられ多くの「ガンプラ復帰組」を生みました。「発売日に模型店に行列ができる」という初代ガンプラブーム以来の快挙も成し遂げています。
この後に発売されたMG
- MS-06S ザクII(シャア専用ザク)(1995年10月)
- MS-06F/J ザクII(1995年10月)
- RX-78-3 G-3ガンダム(1996年3月)
MSZ-006 ゼータガンダム(1996年4月)
カトキハジメが初参入!
MG第5弾の「MSZ-006 ゼータガンダム」。ゼータガンダムの特徴である複雑な変形機構を破綻なくリファインするために、メカデザイナーのカトキハジメ氏がMGの開発に初参入しました。その結果、完全変形とプロポーションの両立を実現することに成功。これ以降カトキ氏はほとんどのMG商品のデザインリファインを手掛けることになり、MG開発の中心的人物となっています。
この後に発売されたMG
- MS-06R-1 ザクII シン・マツナガ大尉機(1996年6月)
- MS-06R-2 ザクII ジョニー・ライデン少佐機(1996年6月)
MS-14S ゲルググ(1996年12月)
パネルラインと内部メカを再現
「MS-14S ゲルググ シャア・アズナブル大佐機」は、スカートなどの大きな外装パーツが実際の機体のパネルラインで別れるパーツ分割構成になっていて、それまでプラモのマイナス要素であった「パーツの合せ目」をデザイン上意味のあるものに転化させています。また脚部内側のバーニアなど内部メカ構造も再現され、後のMGに要素の繋がるキットとなっています。
この後に発売されたMG
- MS-14B/C 高機動型ゲルググ/ゲルググキャノン ジョニー・ライデン少佐機(1997年3月)
- RX-78GP01 ガンダム試作1号機(1997年7月)
- MS-14A 量産型ゲルググ(1997年9月)
- RX-78GP01-Fb ガンダム試作1号機フルバーニアン(1997年12月)
- RX-78GP02A ガンダム試作2号機(1998年6月)
- RX-178 ガンダムMk-II(1998年8月)
- RX-178 ガンダムMk-II(ティターンズ)(1998年8月)
- FXA-05D/RX-178 スーパーガンダム(1999年1月)
- RGM-79 ジム(1999年2月)
- MS-05B ザクI(1999年5月)
- MS-05B ザクI 黒い三連星仕様(1999年5月)
- MS-06R-1A ザクII 黒い三連星仕様(1999年6月)
- MS-09 ドム(1999年6月)
- RX-78NT-1 ガンダムNT-1(1999年10月)
- MS-09R リック・ドム(1999年10月)
MSZ-010 ダブルゼータガンダム(1999年12月)
複雑な分離合体を完全再現!
1999年12月発売の「MSZ-010 ダブルゼータガンダム」。「Gフォートレス」「コアベース」「コアトップ」への分離と合体変形を完全再現しています。モビルスーツ形態のプロポーションも良好で初期のMGながら現在でも評価の高いキットです。
この後に発売されたMG
- RGM-79N ジム・カスタム(1999年12月)
- RGM-79Q ジム・クゥエル(1999年12月)
- RX-79[G] 陸戦型ガンダム(2000年5月)
RX-78-2 ガンダム Ver.1.5(2000年6月)
初のバージョンアップモデル
2000年6月に発売された「RX-78-2 ガンダム Ver.1.5」。発売から6年が経ちややもの足りないキットとなってしまったガンダムを、それまでのキットで培われた様々な技術をフィードバックしつつ、デザイン・プロポーションを一新してリニューアル。一部にランナーから切り離すだけで可動する組み立て済みフレームを採用するなど内部構造も進化しています。また武器類には初代MGガンダムにはなかったガンダムハンマーとビームジャベリンが追加されています。
MSN-04 サザビー(2000年7月)
当時最大の大型キット
2000年7月発売に発売された「MSN-04 サザビー」。1/100スケールではこれが初のキット化です。全高230mmと当時最大のMGとして注目されました。箱の大きさもMG最大でPGと同サイズでした。
この後に発売されたMG
- FA-010S フルアーマーダブルゼータガンダム(2000年8月)
- MS-05B ザクI ランバ・ラル専用機(2000年9月)
- MS-07B グフ(2000年10月)
- RX-79[G]Ez8 ガンダムイージーエイト(2000年10月)
RX-93 ニューガンダム(2000年12月)
様々なマテリアルを採用
サザビーに次ぐ大型モデルとして注目された「RX-93 ニューガンダム」。サイズは全高220mmで、重量バランスを取るために一部にダイキャストパーツを採用。また関節部もABS樹脂の使用や強度確保のために一部ビス止めをするなどしていました。
この後に発売されたMG
- MS-18E ケンプファー(2001年1月)
- MS-07B-3 グフカスタム(2001年2月)
- MSN-00100 百式(2001年3月) ※ゴールドコーティング
- RX-78GP03S ガンダム試作3号機ステイメン(2001年4月)
- RGZ-91 リ・ガズィ(2001年6月)
- RGM-79[G] 陸戦型ジム(2001年7月)
- AMX-004 キュベレイ(2001年8月)
- FA-010A ファッツ(2001年9月)
- MSZ-006A1 ゼータプラス(テスト機カラータイプ)(2001年10月)
GF13-017NJII Gガンダム(2001年11月)
新たな世界観の広がり
「GF13-017NJII Gガンダム」は、MGシリーズでは初めての「宇宙世紀」以外の世界観の作品からのモデルです。従来のMGのクオリティに加えて、「モビルファイター」というキャラクター性に合わせて劇中の様々な「アクションポーズ」、「決めポーズ」を再現出来るように可動範囲が大きく拡大されています。
この後に発売されたMG
- RX-77-2 ガンキャノン(2001年12月)
- MSZ-006C1 ゼータプラスC1(2002年2月)
- GF13-001NHII マスターガンダム(2002年3月)
- MS-06F-2 ザクIIF2型(2002年4月)
- GF13-017NJ シャイニングガンダム(2002年5月)
- RGM-79C ジム改(2002年6月)
- MSN-02 ジオング(2002年7月)
- GF13-021NG ガンダムシュピーゲル(2002年8月)
- RX-78/C.A キャスバル専用ガンダム(2002年8月)
- MS-06F-2 ザクIIF2型 地球連邦軍仕様(2002年9月)
- MSA-0011 Sガンダム(2002年10月)
- RGM-79C ジム改(スタンダードカラー)(2002年11月)
RX-78-2 ガンダム Ver.Ka(2002年12月)
カトキハジメ完全監修!
MG開発の中心的人物であるメカデザイナー・カトキハジメ氏がプロデュースした「RX-78-2 ガンダム Ver.Ka」が2002年12月に発売。「カトキ版」の特徴である肩パーツややわらかい表情、モールドやデカールなど細部に至るまで完全監修。パッケージもVer.Ka独自の淡い色調のデザインになっています。「Ver.Ka」はこれ以降MGの「シリーズ内シリーズ」として断続的に新アイテムが発表され、そのどれもが大きな話題となっています。
この後に発売されたMG
- MS-09RS シャア専用リック・ドム(2003年1月)
- MS-14A ゲルググ(アナベル・ガトー機)(2003年2月)
MSA-0011[Ext] Ex-Sガンダム(2003年3月)
象徴的なあのポーズも!
MSA-0011 Sガンダム(2002年10月)の武装強化型である「MSA-0011[Ext] Ex-Sガンダム」が2003年3月に発売。巡航形態「Gクルーザー」への完全変形も再現。MGの中でも屈指のボリュームを誇るキットのひとつです。専用ディスプレイパーツも付属しており、ビームスマートガンを水平に持つEx-Sガンダムの象徴的なポーズを取らせることも可能です。
この後に発売されたMG
- MSM-07 ズゴック(2003年5月)
- MSM-03 ゴッグ(2003年6月)
- RX-78-4 ガンダム4号機(2003年7月)
- RX-78-5 ガンダム5号機(2003年8月)
- GAT-X105 エールストライクガンダム(2003年10月)
- MSM-07S シャア専用ズゴック(2003年11月)
- パーフェクトガンダム(2003年12月)
- AMX-004-3 キュベレイMk-II(プルツー専用機)(2004年2月)
- XXXG-01W ウイングガンダム Ver.Ka(2004年3月)
- RMS-099 リック・ディアス(2004年5月)
MSN-02 パーフェクト・ジオング(2004年6月)
MG最大!
2004年6月に発売された「MSN-02 パーフェクト・ジオング」。MG最大の全高360mmは1/60スケールのPGガンダムを超えるサイズです。2002年7月に発売された「MSN-02 ジオング」に脚部パーツと上腕カバー、新規武器類などを追加したキットで、通常のジオングにすることも可能です。
この後に発売されたMG
- ZGMF-X10A フリーダムガンダム(2004年7月)
- RMS-106 ハイザック(2004年8月)
- MBF-02 ストライクルージュ(2004年9月)
- XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)(2004年10月)
- RB-79 ボール Ver.Ka(2004年12月)
- RMS-099 リック・ディアス(クワトロ・バジーナカラー)(2004年12月)
- RX-78-2 ガンダム Ver.ONE YEAR WAR 0079(2005年3月)
- RB-79K ボール(第08MS小隊版)(2005年5月)
- MSM-04 アッガイ(2005年7月)
- MSN-00100 百式+バリュートシステム(2005年9月)